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サン=マロとモン・サン・ミシェル

  • 執筆者の写真: 百合田真樹人
    百合田真樹人
  • 2019年9月20日
  • 読了時間: 2分

両親が北海クルーズでフランス北部のサン・マロに寄港する機会に足を伸ばしてきた。

  サン・マロはフランスとイギリスの間に横たわるドーバ海峡に面したブルターニュ地方の城壁港湾都市。市街城壁の対岸にあるAleth岬の砦はローマ時代から同じ場所にある。16世紀には海賊都市として独立統治された歴史もある。パリからはTGVで2時間程度。

  北部海岸は潮の高低差が極端に大きいことでよく知られている。サン・マロも潮の高低差が15メートルを超える。干潮時には広大な砂浜が広がって沖にある砦まで歩いて行くことができる。日没時には城塞都市のシルエットが幻想的な姿をみせる。

  第二次世界大戦ではドイツ軍が立てこもって,連合軍の艦砲射撃に晒された歴史がある。そのさいに大きく破壊された城壁も当時のままに再現することが優先された。ドイツもそうだけど,フランスの歴史と文化とを保存することへのこういう姿勢には脱帽するばかりだ。

  サン・マロからは車を借りて両親とモン・サン・ミシェルまで片道45分くらいのドライブ。ここは言わずもがなの観光名所。モン・サン・ミシェルからバスで10分くらい離れたところに駐車場があって,そこから無料シャトルバスで向かう。

  ちょうど欧州の観光シーズンが終盤に差し掛かった頃にもかかわらず人だらけ。観光シーズンど真ん中だったらとおもうと背筋に冷たいものが走る。

  入口をはいって10メートルくらいのところで,人が一人通れるか通れないかくらいの横道を発見。入っていくと居住区画の裏側に出て,いきなり見晴らしが良くなる。人もほとんどいなくて,ゆっくりとモン・サン・ミシェルの構造や様子を見ることができた。こういうところは運がいい。両親も人混みを避けてゆっくりとモン・サン・ミシェルを楽しめたみたいで,安心した。



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