フランス中部火山帯の採水地:ヴォルヴィック
- 百合田真樹人
- 2020年7月2日
- 読了時間: 1分
VOLVICというミネラルウォーターの採水地に立ち寄り。A71号線をパリに向けて走行中に,Volvicの街の表示をみつけて寄ってみた。オーヴェルニュ国立公園の一部で,Riom出口から15分くらい。
かなり昔から採水地として知られていて,欧州では珍しい軟水。硬水だとコーヒーメーカーがすぐに詰まるから,自宅ではコーヒーを入れるのに使っている。
ヴォルヴィックのコミューンは石材でもよく知られている。この辺りはもともと火山で,かなり頑丈な火山性の岩石を産出する。航空写真で見ると,すり鉢型のクレーターをもつ丘陵をいくつも確認できる。
水源地近くの街は落ち着いた小さな街。小ぶりだけど庁舎の隣に地域博物館もある。街の広場にはカフェ,レストラン,雑貨屋がそれぞれ1軒ずつ。でもミネラルウォーターで安定した雇用があるし,目抜き通りにはホテルも,商店もレストランもあって,車で10分も行けばRiomの街がある。小ぶりな街は,街の人の選択なんだろうなとわかる。
ヴォルヴィックの街やその近郊は,古い火山が風化して作り出したなだらかでも変化のある丘陵をハイキングしたり,洞窟を散策したりするレジャー拠点みたい。400キロの運転が控えてたので立ち寄っただけだけど,夏の終わりか秋口に再訪できたら良いなと思う。
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